Jack Frost coming to town

日本人でこの遊びを知っている人は非常に少ないのではないだろうか?
要は鬼ごっこの一種だ。

 

最初は鬼が一人で、鬼以外の平民は広いフィールドの片側の安全地帯に集まっている。
そこへ"Jack Frost coming to town!"との号令が掛かったら、
平民はフィールドの反対側の安全地帯に移動しなくてはならない。
移動中に鬼にタッチされたらfreezeし、移動できなくなる。
移動できる平民が全員安全地帯へ移動するのが完了したら、第一ラウンド終了。
再び"Jack Frost coming to town!"の号令と共に第二ラウンド開始。
すると、フィールドを横断して、また元の安全地帯へ移動しないといけない。

これを繰り返す。

鬼にタッチされたり、freezeしている人にタッチされたりしたら、freezeすることになる。
freezeしている人は足がfreezeしているだけで、上半身を動かしてタッチできる。
結局、freezeしている人を起点にどんどんfreezeする人が成長していく。
平民は段々動けるスペースが限られてくる。
その限られたスペースに鬼が待ち受け、追いかけてくる。
鬼から逃げようと複雑な動きをしていると、
freezeしている人に接触してタッチされるということが起こりがちだ。
最終的には平民はいなくなる。
平民は、大きな魚にエサとして食べられるイワシになった気分だ。
最初は大きな1つの群れだったのに、どんどんfreezeさせられ、
小さな群れに分断させられ、最終的には食い尽される。

 

この遊びも Vista Grande School で、クラス全員でよく遊んだ。
校庭のどこで遊んだかも覚えている。
教師も混ざっていた気がするので、授業の一環で遊んだのではないか。

 

今は説明のため、「鬼」「平民」という言葉を使ったが、
当時は何と言っていたか、よく覚えていない。
「鬼」が"Jack"だったのかもしれない。

 

"Jack Frost coming to town!"の号令をかける時、"town"の抑揚に特徴がある。
まるで新聞や雑誌の売り子の売り声のような抑揚になる。
文字では到底伝えることが出来ないのが残念だ。

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Vista Grande School の記憶の中のレイアウト。"Jack Frost coming to town" は校庭の左下の方で遊んだ。